「変異株で感染15倍」 仙台市長、まん延に警戒感

N501Y変異株の感染力をグラフで説明し、警戒を呼び掛けた郡市長

 郡和子仙台市長は11日の定例記者会見で、感染力が強いとされる新型コロナウイルスの「N501Y」変異株がまん延した場合、3週間後の新規感染者は従来株の流行時に比べ、15倍に拡大するとの推計を示し、警戒感をあらわにした。

 推計は、N501Y変異株の感染力を1・9倍と仮定した。従来株による新規感染者が毎日10人で推移したとすると、変異株の感染者は1週間後に24人、2週間後に60人、3週間後に148人と急増するとした。

 郡市長は「影響は週を追うごとに広がる。これまでないスピードで感染が再拡大する危険性があり、予断を許さない」と指摘した。

 「新規感染者は下げ止まりの傾向が見られ、変異株の割合が増えている。次に大きな波が来れば経験のない状況。リスクの高い高齢者に早くワクチンを接種することが重要」と語った。

 まん延防止等重点措置が解除された12日以降も酒類提供の飲食店に時短要請することに関しては「大変心苦しいが、引き続き、協力をお願いしたい。一人一人の心掛け、行動の積み重ねが重要であることを認識してほしい」と理解を求めた。

 県が要請に応じない飲食店に時短命令を出し、店名を公表した結果、2店が応じる意向に転じたことには「協力いただける店舗が出てきたことは好ましい。他の店舗にも応じてもらいたい」と効果に期待した。

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