宮城・丸森町に水防拠点整備へ 阿武隈川沿い県内初

登録証を手にする保科町長(左)と梅野局長

 宮城県丸森町内の阿武隈川沿岸に設置される水害時の活動拠点「丸森地区河川防災ステーション」の計画を国土交通省が承認し、町役場で12日、登録伝達式と、国と町で連携して整備を進める確認書の調印式があった。2024年度までの完成を目指す。

 町は19年10月の台風19号による冠水で役場が孤立した経験に基づき、非常時に役場の代替機能を持たせる「水防センター」を併設する。県内5カ所目の登録で阿武隈川は初めて。

 式には東北地方整備局の梅野修一局長らが出席。登録証を受け取った保科郷雄町長は「安全安心のまちづくりが前進する。早期完成に向け、国と力を尽くしたい」と述べた。登録証は国交省水管理・国土保全局長名で3月19日付。町と整備局が計画を申請していた。

 ステーションは約4万平方メートルの整備を予定。河道掘削で生じた土のうち27万立方メートルを活用し、敷地を約9メートル高く造成する。復旧活動に使うブロックなどの資材を備蓄し、ヘリポートや緊急車両の待機場を設ける方針。平常時は住民がレクリエーションに利用できる場とする。

 水防センターは排水ポンプ車や救助用ボートなどを備え、水防団の出動拠点とする。周辺住民の緊急避難場所にし、平常時は防災学習の場としての活用を見込む。

 予定地は阿武隈川に架かる丸森大橋(国道113号)のたもと。畑や住宅などがあり、国と町で用地取得を進める。

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