<撮れたて とうほく食紀行>完熟トマト 極上の甘み/大崎

 手摘みされたトマトが真っ赤に輝く。大崎市鹿島台のブランド野菜「デリシャストマト」は、収穫の真っ盛り。口にじゅわっと広がる甘みは、まるで果物のようだと人気がある。
 地元の農業生産法人デリシャスファームの今野文隆社長(70)が、40年にわたり試行錯誤を重ねてきた。栽培が難しい品種で、一時はやめることも考えたが「おいしさをどうしても消費者に」と挑み、今は5軒の農家とブランドを守っている。
 デリシャストマトの甘みの秘密は土づくりと昼夜の寒暖差、そして節水という。普通のトマトの約半分、苗床の土が乾燥するぎりぎりまで水やりを制限。果物に匹敵する糖度7度以上の甘みを実現する。
 トマトの「おしり」を見ても分かる。放射状に筋が伸びて星形のように見えれば、肉厚で甘さも十分。文字通りデリシャス(おいしい)の証しだ。
(写真映像部・小林一成)

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とうほく食紀行

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