求む「マツタケ守り隊」 岩手・岩泉、山の再生手伝って

全国有数の産地として知られる岩泉町のマツタケ(岩泉まつたけ事業協同組合提供)

 マツタケの産地として知られる岩手県岩泉町で「岩泉まつたけ山づくり協力隊」の隊員募集が始まった。人口減や高齢化で十分に管理できなくなった山を守ろうと町外に助っ人を求め、交流人口の拡大や移住のきっかけづくりにつなげる。

 マツタケ山再生への協力を呼び掛けるのは、山主や商工会、森林組合などでつくる岩泉まつたけ事業協同組合。下岩泉地区の民有林7・5ヘクタールが活動地域となる。山主の高齢化で手入れができず、以前ほどマツタケが発生しなくなっている。

 隊員は春と秋の年2回、2泊3日で町に滞在し、専門家の指導で山の整備に当たる。マツタケが発生しやすくなるように、低木や下草の刈り払いや堆積した落ち葉の除去などを行う。今年は6月25~27日と10月1~3日を予定する。

 活動期間は2025年度までの5年間。1日5、6時間、山林での作業が可能で2年間以上継続して参加できることが応募条件となる。松林の管理に関心のある人や岩泉への移住を考えている人を歓迎する。

 集合解散場所はJR盛岡駅で無料送迎バスを運行する。2泊分の宿泊や食事などの滞在費が約8000円必要となる。作業に必要な道具類は貸与する。

 作業の合間には山菜やキノコの見分け方など山の楽しみ方を教える。秋の作業期間はちょうどマツタケのシーズンに当たるという。新型コロナウイルス感染症が収束すれば町民との交流会の開催を考えている。

 組合の八重樫義一郎理事長は「マツタケは岩泉の代表的なブランド品で、持続可能な生産の仕組みをどう維持するかは地域の大きな課題だ。協力隊で人を呼び込んで一石二鳥、三鳥の効果を狙いたい」と話す。

 協力隊の応募は組合のホームページで受け付ける。締め切りは31日。定員20人で応募動機、自己PRなどの記入内容で選考する。連絡先は組合0194(22)3245。

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