宮城の与野党、大型3連戦へ始動 衆院選、仙台市長選、宮城知事選

宮城県内の大型選挙3連戦に向け、結束を確認した自民県連の定時大会
党勢拡大へ気勢を上げる立民県連の安住代表(中央)ら

 宮城県内で今年、次期衆院選と仙台市長選、知事選が控える中、自民党県連と立憲民主党県連は22日、仙台市でそれぞれ大会を開き、大型選挙3連戦に向けた新体制が始動した。菅内閣の新型コロナウイルス対策に批判が集まり、守る自民は組織の引き締めに躍起。攻める立民は県都仙台での議席奪還に向けて気勢を上げた。

 「逆風というか、暴風にさらされている心境だ」。土井亨氏(62)=衆院宮城1区=は、定時大会の壇上で衆院選への危機感をあらわにした。政府のコロナ対策に国民の不満や批判が高まっていると分析し、「反省すべきは反省し、進めるべきことは責任を持って進めていく」と強調した。

 党組織運動本部長の小野寺五典氏(61)=衆院宮城6区=は、公認候補が敗れた4月の参院長野選挙区補欠選挙、参院広島選挙区再選挙で政権への厳しい風を感じたと報告。「最後に頼りになるのは党員だ。全員必勝へ力を貸してほしい」と結束を強く求めた。

 対する立民は県連大会で、党国対委員長の安住淳氏(59)=衆院宮城5区=を代表に選出した。安住氏は「政権与党のコロナ対策が本当に良かったのか。県民に信頼される政党として自民党に対峙(たいじ)したい」と力を込めた。

 次期衆院選で重視するのは、仙台市が選挙区の宮城1区、2区での議席奪還だ。1区で土井氏と再び激突する岡本章子氏(56)=衆院比例東北=は「勝利のけん引役を果たしたい」と訴え、前回2区で秋葉賢也氏(58)に惜敗した元議員鎌田さゆり氏(56)は「4年前に負けた時の思いは二度としたくない」と雪辱を誓った。

 3連戦の初戦は7月18日告示、8月1日投開票の仙台市長選が有力だ。再選立候補が確実視される現職の郡和子氏(64)に、新人の自民市議菊地崇良氏(52)が挑む意思を固めている。

 自民の若林区支部が菊地氏の推薦を県連に申請したが、市連は「現時点で(支援の)一致は困難」と結論付けた。県連会長に再任された西村明宏氏(60)=衆院宮城3区=は「関係者の意見を聞き、迅速に判断する」と言葉を選んだ。

 一方の安住氏は、立民の前身に当たる旧民進党の衆院議員だった郡氏が出馬した場合、「全力で支える」と明言。衆院選を占う与野党対決が現実味を帯びる。

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