大型連休でも顔を売れない 宮城の衆院選立候補予定者、活動に苦慮

買い物客らが往来する商店街。衆院選の立候補予定者は大型連休中の活動に頭を悩ませる=4月30日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルス下の大型連休で、宮城県内の次期衆院選の立候補予定者が活動に苦慮している。平常時なら有権者に顔を売る絶好の機会だが、不要不急の外出や移動の自粛が求められ、祭りやイベントの中止が相次ぐ。予定者たちは車を活用したり、街頭活動を短時間に抑えたりして「新様式」を模索する。
 「まん延防止等重点措置」の対象地域となっている仙台市。衆院選では、東北有数の有権者数を擁する宮城1、2区を抱える。
 1区の自民党現職の土井亨氏は党県連の広報車を使用し、車中から政策などをアピール。集会は数人規模でも自粛する。緊急事態宣言が発令されている東京都と仙台を往来する事情もあり、「感染防止に相当気を使っている」(事務所担当者)という。
 2017年の前回1区で土井氏に敗れ、比例復活した立憲民主党現職の岡本章子氏。党の街宣車に乗りつつスーパーのそばなどで単独で演説をこなすが、人が集まり過ぎないよう短時間にとどめる。感染対策を徹底した上で「自分から街に出て行き、地道に活動していきたい」と話す。
 2区は前回1316票差の一騎打ちを繰り広げた2人が、再戦に向けて静かに準備を進める。
 自民現職の秋葉賢也氏は現時点で小集会やつじ立ちを予定していない。支持者回りをする際には、マスク着用やアルコール消毒といった対策を講じる。事務所関係者は「重点措置解除後に、具体的な活動も見通せるようになるのではないか」と展望する。
 立民元議員の鎌田さゆり氏はつじ立ちをせず、会員制交流サイト(SNS)の活用に力を入れる。ライフワークの不登校児童・生徒の支援では親とSNSでやりとりし、必要に応じて対面で相談に乗る。「人と会って話すことは大事にしたい」と強調する。
 比例東北の立候補予定者もコロナ下での活動方法を探る。共産党新人の舩山由美氏はメーデーの1日、JR仙台駅で声を出さずに労働環境の改善を求める取り組みに参画。公明党新人の庄子賢一氏は、抗原検査の簡易キットを持参しながら、仙台のほか青森、秋田両県の支持者を巡る予定だ。

河北新報のメルマガ登録はこちら

第68回春季東北地区高校野球
宮城大会 組み合わせ表

先頭に戻る