猿橋賞に仙台出身の田中さん 東工大教授 脊椎動物の四肢の発生と進化研究

田中幹子さん

 優れた女性科学者をたたえる今年の「猿橋賞」に、脊椎動物の四肢の発生と進化に関する研究に貢献した仙台市出身で東京工大生命理工学院の田中幹子教授(50)が決まった。主催する「女性科学者に明るい未来をの会」(石田瑞穂会長)が22日、発表した。

 田中さんは日米の共同研究で、ヒトなどが胎児期の成長過程で指の間の細胞を失う「指間細胞死」の要因として活性酸素に着目。オタマジャクシを高濃度の酸素が入った水槽で育て、本来起こり得ない細胞死が生じたことを実験で示した。

 田中さんはウェブ会見で「伝統ある重要な賞を頂いた。研究室のスタッフや学生、支えてくれた皆さんのおかげです」と喜びを語った。

 田中さんは旧宮城一女高、大阪市立大を卒業後、1998年に東北大大学院を修了し博士号を取得した。東工大准教授を経て、2月から現職。専門は発生生物学。

 猿橋賞は地球化学者の故猿橋勝子さんが1981年に創設した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る