横断橋に降る星空 希望の海へこぎ出す港町<気仙沼・南三陸ウイーク>

気仙沼湾横断橋に降り注ぐような星の光=気仙沼市(15秒露光で撮影した写真85枚を合成)

 ライトアップされ、白く浮かび上がる気仙沼湾横断橋(全長1344メートル)。頭上には降るような星空が広がっている。

 気仙沼市二ノ浜から望む橋の向こうに、この数年で生まれた施設の照明がともる。水面に揺れるのは漁船の灯。夜の湾を彩る明かりは、東日本大震災からの復興の証しだ。

 「ゆっくり星を眺められるのは、小さな幸せかもしれない」。市民でつくる気仙沼天文研究室の代表、横川幹夫さん(66)は、市職員として避難所を駆け回った日々を思い返す。

 横断橋を含む宮城県内の三陸沿岸道が3月、全線開通した。活性化を願い、星空を観光資源にしようという動きも広がる。震災から10年を経て、港町は希望の海へこぎ出している。

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