ワクチン接種「勝負の1カ月」始まる 郡市長ら大規模会場を視察

ビブスを着たスタッフに案内され、接種室に向かう高齢者=24日午後3時10分ごろ、仙台市宮城野区のヨドバシカメラ仙台第2ビル

 24日に始まった東北大、宮城県、仙台市による新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種は、JR仙台駅東口に開設した会場で目立った混乱もなく、市内の高齢者約1500人が順調に接種を受けた。市が目標に据える7月末の完了に向けた「勝負の1カ月」がスタート。31日に始まる医療機関の個別接種、6月12日からの集団接種と合わせ、3体制で加速化を図る。

 ヨドバシカメラ仙台第2ビル4階(宮城野区)の接種会場は、混雑を避けるため受付時間が15分ずつ区切られ、入場が管理された。ビルの入り口には順番待ちの高齢者が列を作った。

 会場は一方通行に動線が確保され、ビブスを着たスタッフが誘導に当たった。来場した高齢者は最初に予診票に記入。戸惑う人にはスタッフが駆け寄った。不備がなければ予診室に移って医師の問診を受けた。

 接種室でワクチンを打たれると、副反応を確かめる待機スペースに移動した。壁掛けのデジタル時計を見ながら、指示された時間まで過ごした。体調を崩して倒れ込む高齢者もいたが、スタッフが救護室に運び込んで看護師らが応急処置した。

 2回目の接種を予約するスペースがやや混雑した。窓口は10カ所設けられたが、用意した100席は順番待ちで常に埋まった状態となった。予約に時間を取られ、接種会場の滞在が1時間を超えた高齢者もいた。

 初日は村井嘉浩知事、郡和子市長、冨永悌二東北大病院長が視察に訪れた。

 村井知事は「少しずつ接種できる人数を増やし、最大2100人を毎日できるようにお手伝いする」と強調した。郡市長は「ワクチン接種が加速していくと感じた」と期待を寄せた。

 大規模接種は毎日午前9時半~午後5時。6月9~15日はTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口(青葉区)に会場を移す。予約は午前8時半~午後8時半、市の専用コールセンター(0570)055670で受け付ける。

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