24年ぶり「スーパームーンの皆既月食」 午後8時過ぎ 赤銅色に

仙台での皆既月食の過程(仙台市天文台提供)

 赤みがかった幻想的なお月様の姿を楽しんでみませんか―。26日の夜、南東の低い空で「皆既月食」が見られる。太陽、地球、月が一直線に並び、月が地球の影にすっぽりと入る現象だ。日本では2018年7月以来、約3年ぶり。さらに今回は月が地球に最も近づいて大きく見える「スーパームーン」の月食となる。仙台市天文台(青葉区)に観測のポイントを聞いた。
(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)

 仙台では午後6時41分に月が出て、3分後に月が欠け始めて部分月食になる。皆既月食は午後8時9分から午後8時28分までの19分間。その後、欠けた部分は徐々に小さくなり、午後9時52分に元に戻る。

 皆既月食は欠けた部分が見えなくなるわけでなく、赤みがかった色になる。太陽の光が地球の大気を通る際に波長の短い青い光は散乱し、赤い光が回り込んで月を照らすためだ。ちりなどが多い時は赤黒く見える場合もある。

 今回は南東の低い空に月が出るため、高い建物が少ない見通しの良い場所で観察するのがお勧めで、肉眼でも楽しめる。

 仙台管区気象台によると、26日午後6時以降の宮城県内は東部、西部とも降水確率0%の予報。ところにより一時薄雲が広がる可能性もあるが、おおむね晴れの見込みで観測には好条件になりそうだ。

 月の軌道は楕円(だえん)形で、地球との距離に違いがある。スーパームーンは正式な天文用語ではないが、その年で最も接近した満月を指すことが多い。日本で見られる「スーパームーンの皆既月食」は、1997年9月以来約24年ぶりとなる。

 5月26日の月と地球との距離は約35万7461キロ。最も小さく見える12月19日の満月は約40万5934キロなので、両者の見かけの大きさは14%も違う。

 皆既月食を次に仙台で観察できるのは2022年11月8日。市天文台職員の郷古由規(ゆき)さん(31)は「珍しい天文現象を楽しんで」と話している。

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