「芭蕉の辻」から東北の情報発信 複合施設のオープン記念シンポ

「CROSS B PLUS」のオープン記念シンポジウム

 仙台市青葉区大町に完成したオフィスビル「新仙台ビルディング」1階に複合施設「CROSS B PLUS」が26日オープンするのを前に、記念シンポジウムが25日、同施設であった。関係者約70人が出席し、東北6県と新潟県の情報発信事業「芭蕉の辻プロジェクト」の拠点施設としての可能性を探った。

 ビルは不動産賃貸業の仙台ビルディング(仙台市)が建設。施設は河北新報社と第一広告社が運営主体となる。一力雅彦河北新報社社長は「仙台の新しいにぎわいづくりと、東北と新潟の交流の加速を後押ししたい」とあいさつした。

 シンポジウムのテーマは「東北・新潟の魅力発信を目指して」。村井嘉浩宮城県知事は新型コロナウイルスを踏まえ「足元の観光資源を見つめ直すきっかけになる。地元の人が魅力を知る企画を考えたい」と強調。郡和子仙台市長は「都心の新たな交流の場として東北、新潟の絆を強める懸け橋になる」と期待した。

 海輪誠東北経済連合会会長は「ポストコロナを見据え、首都圏と東北の2拠点で働き、生活する戦略の実現へ向け、情報発信が欠かせない」と話した。

 増渕多俊三菱地所東北支店長、大友良彦全農宮城県本部本部長もそれぞれの取り組みを紹介した。

ビール醸造所を設置

 施設は藩制時代の奥州街道と、仙台城と城下町を結ぶ大町通が交差する中心地点「芭蕉の辻」に立地する。延べ床面積433平方メートルで、屋内の飲食施設としては国内最大級の縦約3メートル、幅計23メートルのLEDビジョンを壁面に設置した。

 イベントやセミナーでの利用を想定。東北・新潟の新聞社と連携して、公式サイトでニュースやイベント情報を随時発信する。通常はカフェダイニングを営業。ビール醸造所を設置し、7月以降にクラフトビールを提供する。チョコレート製造も手掛ける。

テープカットするプロジェクト関係者=仙台市青葉区の「CROSS B PLUS」
「CROSS B PLUS」のサイト

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