ホヤ収穫量、宮城が2年ぶり首位奪還

 宮城県で2020年に収穫されたホヤは4400トンに上り、2年ぶりに全国首位になったことが農林水産省の漁業・養殖業生産統計で分かった。前年は北海道にトップの座を奪われていた。

 全国の総収穫量は9400トンで、前年と比べ3000トン落ち込んだ。宮城は800トンの減少。収穫量が3700トン(2100トン減)にとどまった北海道よりも減少幅が小さかった。

 宮城県水産業基盤整備課の担当者は「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外食需要の減少で水揚げを調整したり、貝毒によって出荷を自主規制したりしたことが収穫量に影響した」と分析する。

 県内産地では昨年5、6月、ホヤから国の規制値を超えるまひ性貝毒が相次いで検出された。

 北海道はホヤが減少した一方、ホタテガイの収穫量が2万トン以上伸びた。北海道農政事務所は「近年、貝毒に悩まされ続けていたホタテガイが回復し、ホヤの収穫作業に手が回らなかった」と説明する。

 宮城のホヤ収穫量は、現行方式で統計を取り始めた1970年ごろから全国1位だった。東京電力福島第1原発事故後は韓国が輸入を禁止し、販路を失った。

 2014年以降、再び首位を守り続けてきたが、19年は生産量が急伸した北海道の後じんを拝した。

仙台市中央卸売市場に入荷した宮城県産ホヤ

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