仙台市八木山動物公園(太白区)は31日、絶滅危惧種のニホンイヌワシのひな1羽が3月16日に誕生し、繁殖に成功したと発表した。1989年の人工繁殖に続く2度目の成功。親が巣の中でふ化させる自然繁殖は初めてで全国でも珍しい。
ひなは雄の阿賀野(21歳)と雌の福井(推定22歳)の間に生まれた。2月2日に産卵し、42日間の抱卵期間を経てふ化した。2カ月以上巣の中で生活していたが5月30日に巣立った。性別は現時点で不明。
誕生から2カ月半が過ぎ、ひなは体長80センチと親鳥と変わらない大きさに成長した。白かった羽根も黒くなり、くちばしの先が白いことで見分ける。巣にいる時間は今も長いが、朝夕は外に出ることもあり、展示場で姿を見られるという。
動物公園は89年、全国で初めて人の手でふ化させる人工繁殖に成功した。2000年に福井が来園し、03年以降は自然繁殖にも挑戦。16年に繁殖経験のある阿賀野が来園すると、18年以降は毎年、産卵が確認された。ただ、卵を食べてしまったり、抱卵途中で放棄してしまうなどし、ふ化には至らなかったという。
福井は1999年に野生で保護されて動物公園などの飼育下に入っており、繁殖1代目に当たる「遺伝的重要種鳥」になっている。
ニホンイヌワシは国指定の天然記念物。昨年12月末時点で国内11施設に46羽が飼育されている。動物公園飼育展示課の小川由貴技師(31)は「本当にやっと(成功した)という思い。珍しいニホンイヌワシのひなの姿を見に来てほしい」とPRした。
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