茂木躍動 東北楽天、今季初の5連勝

7回東北楽天1死一塁、茂木が右越えに2ランを放つ

 東北楽天は今季初の5連勝で、リーグ30勝一番乗りを果たした。

 四回に茂木の適時二塁打などで3点を先取。茂木は1点差に迫られた直後の七回にも9号2ランを放った。八回は島内の適時二塁打で1点を加えた。先発早川は5回2/3を投げ2失点で、リーグ単独トップの7勝目を挙げた。九回を締めた松井は17セーブ目。

 広島は六、八回の追い上げが及ばず3連敗。

▽勝 早川 11試合7勝2敗   
▽S 松井 30試合1敗17S
▽負 高橋昂 5試合2勝2敗   
▽本塁打 茂木9号(2)(中田)       

茂木3安打3打点、際立つ存在感 

 今季最多タイの15安打を放った東北楽天打線の中で、主将の存在感が際立った。茂木が3安打3打点で、今季初の5連勝の立役者となった。

 自身7試合ぶりの一発で、嫌なムードを払った。1点差に迫られた直後の七回、1死一塁で出番が回った。2球で追い込まれながらファウルで粘り、フルカウントに持ち込む。9球目の変化球を引っ張ると、打球は高々と広島の空へ。「少し上がりすぎた。何とか入ってくれ」。祈りは通じ、右翼席最前列に着弾。相手に傾きかけた流れを引き戻す2ランとなった。

 試合の均衡を破ったのも茂木だった。四回無死一、二塁、ベンチから送りバントのサインは出ない。「ランナーをかえすことだけに集中しよう」。初球の直球を捉え、中越えの二塁打で先制点をもたらした。

 試合前の打率は2割3分台。得点圏では2割を切っていた。「チームの調子がいい中で、なかなか自分は乗り切れていなかった」。4試合ぶりの先発出場でうっぷんを晴らすような活躍を見せ、自らの価値を証明した。

 「茂木の牙城はなかなか崩せないですよね」。石井監督の信頼は揺るがない。茂木もさらなる復調へ、「これをいいきっかけになる試合にできたら」と意欲的だ。開幕ダッシュをけん引した主将が勢いを取り戻すことほど、心強いものはない。(斎藤雄一)

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