「推し」マネキン、発掘しよう 異色の地下アイドル総選挙

 岩手県野田村のマリンローズパーク野田玉川地下博物館が、マネキン37体で構成される男女混合アイドルグループ「マンガンボーイズ」の総選挙を実施している。上位を選抜メンバーにするという趣向で、今月いっぱい現地で投票できる。異色の「地下アイドル総選挙」により来館者の増加を狙う。

来館者を出迎えるマンガンボーイズ。Tシャツの「NDMR」は野田村の意味

 総選挙は37体の顔とサイドストーリーを記したポスターを参考に、来館者が票を入れる形式。昨年10月から投票を受け付けており、人気の高かった5体が来館者の出迎えや、PRイベント出演を担当する。
 同館は1987年、かつてマンガン鉱が採掘されていた野田玉川鉱山跡に開設された。坑道の一部約1.5キロを開放し、解説パネルや約1000点の鉱物を陳列。鉱山跡では現在、日本で唯一、マリンローズ(バラ輝石)を産出している。

「愛されるより愛したい」

 マンガンボーイズの結成は2018年で、来館者数が落ち込む中で幅広い人に関心を持ってもらおうと企画。採掘風景を再現する展示に使われていたマネキンを活用した。
 メンバー全員の名前は顔の似た著名人をもじって付け、サイドストーリー作りにも力を入れた。「洞本鉱一(どうもとこういち)」は「愛されるより愛したい」タイプで、「百恵」は「結婚を機に前職を引退して秋桜(コスモス)が好き」。「けい」は「ピンクが大好きで鉱山へ入社。高校の時の恋人は野球部のピッチャー(左利き)」といった内容だ。
 城内義典館長(54)は「地質や鉱物に関心がなくても、個性を楽しんで選挙を盛り上げてほしい」と話す。
 午前9時半~午後5時。火曜定休。入館料は一般700円、中高生500円、小学生400円。連絡先は同館0194(66)7200。

選抜メンバーを決める総選挙のポスター

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