電線トラブル、チャットで応答 東北電ネットなど10社連携

 東北電力ネットワーク(仙台市)は、送電設備のトラブルに関する問い合わせにチャット形式で自動応答するウェブ相談窓口の運用を始めた。利用者は電線が切れたり電柱が倒れたりした現場の写真を送ることができ、復旧作業の迅速化につながる。全国10送配電事業者の共同運用で、問い合わせ対応での10社連携は初めて。

 開始は4日。同社のホームページで「電線(電柱)に物が引っ掛かっている」「電線が垂れ下がっている(切れている)」などの選択肢から問い合わせ内容を選ぶと、その後の対応が会話形式で自動的に表示される。スマートフォンの場合、画面上でカメラを起動して現場の写真を撮ることもできる。
 同社の担当者は「現場の様子を写真で事前に把握できるのは効率的」と話す。現場への出向指示まで動化され、よりスムーズに復旧作業に入れると期待する。停電の問い合わせにも対応し、内容に応じてオペレーターによるチャットに切り替わる。
 東北電ネットは他の送配電事業者と専用の相談センターを金沢市に開設。東京電力パワーグリッド、関西電力送配電など5社が昨年9月に先行して運用を始め、残り5社が4日に合流した。
 事業を受託するNTTデータ・スマートソーシング(東京)によると、先行運用では1カ月に約1万件の利用があり、うち7割は現場出向指示まで全て自動処理した。今回の合流に伴い、センターの人員を45人から57人に増やした。

東北電ネットが運用を始めたチャット形式の相談窓口

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