留学生らの就職、宮城県が後押し 訪問ツアーやオンラインセミナー企画

特設ウェブサイトのトップ画面

 宮城県は本年度、外国人の県内企業での就職を後押しする事業を強化する。委託する人材派遣業の東洋ワーク(仙台市)が中心となり、企業訪問ツアーやオンラインセミナーを企画。人口減少と市場縮小が進み、県内でも外国人の採用や事業の海外展開を模索する企業が増える中、企業と外国人の双方に働き掛けてマッチングを図る。
 「Work in MIYAGI」と銘打った事業は17日を皮切りに、県内約20社と留学生らが参加する合同企業説明会を仙台市内で3回開く。将来の就職・採用に向け、留学生らが企業を巡るツアー、企業を集めた交流会も各2回開催する。
 特設ウェブサイトでは、就職・採用活動のテーマ別講演、日本語能力試験の対策講座など計27のセミナーを配信。9月以降、企業の紹介動画も載せる。青葉区の東洋ワーク本社ビルには、予約制の相談サロンを設けた。
 2017年度以降行ってきた外国人の雇用支援事業を統合し、東洋ワークに業務委託した。本年度の事業費は約1700万円。
 宮城労働局によると、20年10月末時点の県内の外国人労働者は1万3797人で過去最多。新型コロナウイルスの影響などで前年比1・5%増と伸びが鈍化したが、過去5年で倍近くに増えた。外国人を雇用する県内の事業所も2539カ所で、5年前のほぼ倍。
 県国際政策課の担当者は「コロナ禍で外国人の雇用環境に厳しさもあり、継続的に支援していく」と説明する。東洋ワークの担当者は「これまで培った海外人材の雇用支援のノウハウや県内企業とのネットワークを生かしたい」と話す。
 いずれも特設サイトから登録・予約する。連絡先は東洋ワーク022(225)5052。

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