「たかぴーに勝ち星を伸ばしてほしいけど、宮城県内に祖父母が住むサトテルの豪快な一発も見たい」
そんな揺れる思いのファンがいるかどうかは分からないが、注目の対決は13日、楽天生命パーク宮城で実現しそうだ。昨年のドラフト会議で人気を二分した東北楽天の早川隆久投手と阪神の佐藤輝明内野手。東西のゴールデンルーキーのどちらに軍配が上がるのか。データで占ってみたい。
(編集局コンテンツセンター・佐藤理史)
まずは成績のおさらい。佐藤輝は56試合で打率2割7分、リーグ3位の15本塁打、同2位の43打点。早川は11先発でリーグトップの7勝(2敗)、同5位の防御率3・15。ともに実力を存分に発揮し、首位を快走するチームの原動力となっている。
新人離れなのは成績だけではない。本塁打を確信し、ゆっくりと一塁へ歩き出す佐藤輝は歴戦の強打者の風格たっぷり。初完封した時に「長いキャリアの通過点」とさらりと言える早川も大投手のオーラが漂う。
佐藤輝の特徴は何と言っても並外れたパワー。本塁打率(何打数に1本の割合で本塁打を打ったか)は14・06。本塁打王に輝いた東北楽天の浅村栄斗内野手の昨季(13・50)に迫るハイペースで量産している。
早川は制球力がピカイチ。「K/BB」(奪三振÷与四球)は「3・50以上」で優秀とされる中、リーグトップの6・70を誇る。被本塁打率(9回の間に何本の本塁打を浴びたか)は0・52。東北楽天の岸孝之投手が無敗でシーズンを終えた昨季(0・67)よりも打たれていない。
そんな2人が対戦したらどうなるか。「左対左」の対戦は一般的に投手が有利とされるが、今回は打者に有利な数字が並ぶ。
プロ野球記録の収集・分析をしているジャパンベースボールデータによると、佐藤輝の打率は対右の2割6分9厘に対し、対左は2割7分3厘と苦にしない。対左のコース別打率を見ると、ストライクゾーンを高確率で捉えているほか、内角のボールゾーンも巧みに打ち返している。
早川は対右を被打率2割1分6厘と抑え込む一方、対左は3割1分5厘と分が悪い。4被本塁打のうち、3本は左打者に浴びた。対左の球種別の投球割合は、平均145キロの直球、135キロのカットボールの2球種で約8割を占め、いずれも3割以上打たれてしまっている。
佐藤輝にも穴はある。ボールゾーンのスイング率は43・7%で、100打席以上の選手で最も高い。球の見極めは改善の途上で、リーグ最多の84三振を喫する。早川は、積極的に振ってくることを見越し、外角低めのボール球で抑えたい。
令和の名勝負の第1ラウンド。週末は下り坂と予報される天気が水を差さないことだけ願っている。
(記録は6月9日現在)
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