東北楽天、交流戦首位から陥落

6回阪神1死三塁、マルテ(左)に左越え2点本塁打を打たれ肩を落とす東北楽天・先発涌井=2021年6月11日、楽天生命パーク宮城(佐藤将史撮影)
1/15

 東北楽天は逆転負けで、交流戦の首位から陥落した。
 先発涌井は五回まで1失点と踏ん張ったが、2-1の六回にマルテに逆転2ランを浴びた。7回3失点(自責点2)で4敗目。打線は一回に島内の適時三塁打で先制し、二回に茂木の右越えソロで加点したが、三回以降は好機でつながりを欠いた。
 阪神は先発青柳が8回2失点で5勝目。チームは4連勝。

▽勝 青柳10試合5勝2敗
▽S スアレス28試合1勝20S
▽敗 涌井12試合6勝4敗
▽本塁打 茂木10号(1)(青柳)マルテ12号(2)(涌井)

涌井 痛恨の一撃

 セ・パ両リーグの首位チームが顔を合わせた一戦。試合前、東北楽天の石井監督が予想していた通りの「ロースコアゲームの勝負」だったが、チームは勝ちに見放された。たった1発で試合をひっくり返された。
 2-1の六回、ここまで好投していた先発涌井が捕まった。先頭の近本を2球で2ストライクに追い込み、3球目、甘く入った直球を左前に運ばれ二塁打。「幅をきかせた投球ができる場面で真ん中に入ってしまった。もう少しケアをしてほしかった」。慎重さを欠いた先頭打者への攻め方を、指揮官は悔やんだ。
 悪い流れは続く。1死三塁とされ、打席には3番マルテ。初球のスライダーが高めに浮き、完璧に捉えられた。打球は左翼スタンド中段に飛び込み、痛恨の逆転2ラン。「投げミスが起きてはいけない場面。低めに投げ切るキャリアを持っている選手なので、高くぼやける球にならずしっかり投げ切ってほしかった」。
 打線が好投手青柳から序盤に幸先良く2点を先制。早々と援護を受けた信頼するベテラン右腕の投球内容に、指揮官の言葉はいつもより厳しい。「特にありません」。試合後、涌井はそれしか言葉を残さなかった。
 首位から4位に後退した交流戦。球団初の優勝の可能性はまだある。残り2戦、チームの底力が試される。
(佐々木智也)

河北新報のメルマガ登録はこちら

高校野球宮城大会 勝ち上がり表 >>


先頭に戻る