夫婦別姓導入求める意見書可決 柴田町議会、国に提出へ

 宮城県柴田町議会(定数18)は11日、選択的夫婦別姓制度の導入を求める議員提案の意見書を賛成多数で可決した。議長を除く17人による起立採決で賛成9、反対8だった。意見書の採決を陳情した市民団体によると、県議会と県内の市町村議会で導入賛成の意見書を可決したのは初めて。

 意見書は首相、衆参議長らに提出する。世論調査で制度導入賛成が多数になっている現状に加え、改姓で不利益が生じている人が一定数いるとして、国会と政府に「民法を改正し、制度を法制化するよう強く求める」といった内容になっている。

 本会議では賛成3人、反対3人の計6人が討論した。賛成派は「一人っ子同士の結婚も増え、どちらの姓も残したいという人も増えている」と述べ、反対派は「家族、親子の絆を崩す。結婚前の姓を名乗る通称使用もある」などと主張した。

 今回陳情したのは市民団体「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション仙台支部」。陳情を受け、議会運営委員会が1日開かれ、意見書を本会議に提出し、採決することを決めた。

 陳情アクション仙台支部の真野美沙子代表は「可決は素直にうれしいが、それよりも賛成、反対双方が意見を出せるようになっている現状が一歩前進だと思う」と話した。

 このほか仙台支部では、県と14市町村議会に同様の陳情をしている。

 選択的夫婦別姓制度を巡っては、県議会が2010年、導入反対の意見書を自民党・県民会議などの賛成多数で可決している。

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