東北楽天、見せ場なく 田中将2被弾

6回阪神2死、佐藤輝(左手前)にソロを浴び、マウンドでうつむく東北楽天の田中将(鹿野智裕撮影)

 東北楽天は投打ともに振るわず2連敗を喫した。

 先発田中将は7回5安打3失点で4敗目。四回に大山に先制2ランを許し、六回は佐藤輝にソロを浴びた。2点差の九回は3番手内間と4番手西口が計6点を失った。打線は四回に島内の10号ソロで1点を返したが、五回以降は1安打に封じられた。

 阪神は5連勝。先発伊藤将が7回1失点で4勝目を挙げた。

▽勝 伊藤将8試合4勝3敗
▽敗 田中将9試合2勝4敗
▽本塁打 大山8号(2)(田中将)島内10号(1)(伊藤将)佐藤輝16号(1)(田中将)木浪1号(2)(西口)

ホームで9年ぶり敗戦 

 白星に恵まれない。東北楽天の田中将は7回3失点、今季最多109球の熱投だったものの4敗目。本拠地の仙台でのレギュラーシーズンでは2012年7月以来となる黒星を喫し、自身3連敗となった。

 セ・リーグ首位の阪神打線が一枚上手だった。四回2死一塁。1ストライクから外角に投じた145キロの直球に、4番大山のバットが重なる。「投げミスではない。うまく捉えられた」。打球は右翼ポール際へ消え、先制2ランとなった。

 六回はルーキー佐藤輝に屈した。2球で追い込み、投じたのはスライダー。内角低めを鋭く突いたが、巧みにすくい上げられ、打球は阪神ファンの待つ右翼席へ吸い込まれた。「強いて言えば、ワンバウンドになるくらいの低さにいきたかった。それでも甘い球ではなかったと思う」。マウンドで小首をかしげた。

 調子は6回3失点だった前回登板に比べ「全然良かった」。四回2死まで1人の走者も許していない。「いろいろな手応えやアイデアがあった」と言うカットボールを効果的に使い、打線を手玉に取った。それだけに、試合の流れを手放す結果となった2本塁打がもったいなかった。

 5試合連続でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)と先発の役目は果たしているが、打線の援護が少ない。登板9試合で、もらった援護は平均2点に満たない。そろそろ背番号18に白星を贈りたい。
(斎藤雄一)

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