中学生にワクチン集団接種へ 相馬市、夏休み中に希望者対象

相馬市役所庁舎

 福島県相馬市は24日、市内の中学生のうち希望者を対象に新型コロナウイルスのワクチン(米ファイザー製)の集団接種を行うことを決めた。既に行った意向調査の結果から、市内4中学校の生徒960人のうち約650人(68%)の接種を見込んでいる。

 市によると、集団接種は夏休み中の7月27、28日に1回目、8月17、18日に2回目を行う。会場は一般市民と同じ「スポーツアリーナそうま」。生徒本人と親の双方の了解が必要で、実際に接種する際は親の同席も求める。

 集団接種の場合は、希望する生徒名の五十音順に日時を指定する。学校や地区をばらばらにして、生徒同士で接種の有無が分からないようにするという。市内の医療機関での個別接種も選択することができる。

 立谷秀清市長は「集団の場合は生徒が『同調圧力』を感じたりしないよう、万全を期したい。医療機関での個別接種にもきちんと対応していく」と説明している。相馬市ではこれまで、65歳以上の希望者の91%が2回の接種を終えている。64歳以下も7月中旬には90%を超える見通し。

 厚生労働省の分科会は先月31日、ファイザー製ワクチンの対象年齢を16歳以上から12歳以上に引き下げ、制度上は中学生も接種が可能になった。だが、同調圧力で事実上の強制になったり、いじめにつながったりする恐れもあることから、厚労省と文部科学省は「学校での集団接種は推奨しない」と全国の教育委員会に通知している。

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