蔵王噴火の恐怖、高校生が学ぶ 火山災害テーマにむすび塾

 河北新報社は24日、通算101回目の巡回ワークショップ「むすび塾」を、宮城県蔵王町の蔵王高で開いた。火山災害をテーマに3年生6人が参加。噴火による避難を経験するなどした4人の助言者と話し合い、地元の蔵王山(蔵王連峰)の噴火に対する備えの大切さを確認した。

 蔵王山は2018年1~3月、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた。同町で防災を担当する大本裕樹総務課長補佐は「冬にマグマ噴火し、融雪型火山泥流が起きるのが最大の被害想定。1時間から1時間半で蔵王高付近に到達すると予想されており、気を付けてほしい」と説明した。
 洞爺にぎわいネットワーク(北海道)の永井信久副代表は1977年の有珠山噴火について「噴石が降る中、傘を差しながら自衛隊の誘導で避難した。家の屋根や壁に大きな穴が開いた」と恐ろしさを伝えた。
 火山市民ネットワークの宮下加奈事務局長は、1983年と2000年に三宅島(東京都)の噴火で全島避難した経験を紹介した。「避難が長引き、子どもたちも大変な生活を強いられた」と語った。
 生徒たちは実際の避難方法や火山ガスへの対応などを質問。助言者からの具体的な話を聞けたことで「噴火の危険性が分かった」「有意義だった。今後の備えに生かしたい」などと述べた。

火山噴火への備えを話し合う高校生たち=宮城県蔵王町の蔵王高
河北新報のメルマガ登録はこちら
いのちと地域を守る
わがこと 防災・減災 Wagakoto disaster prevention and reduction

指さし会話シート
ダウンロード

 第97回むすび塾での聴覚障害者や支援者の意見を基にリニューアルしました。自由にダウンロードしてお使いください。

指さし会話シート
みやぎ防災・減災円卓会議

企画特集

先頭に戻る