湧水群や森林、自慢の自然案内 秋田・美郷町がガイド養成

美郷町ネイチャーガイドを養成する講習会

 秋田県美郷町は、六郷湧水群や森林など町内の自然を案内する「町ネイチャーガイド」の養成事業を始めた。講習会などを通して、案内や救急処置のスキルを身に付けた人をガイドに認定する。

 60以上の清水が集まる六郷湧水群は環境省の名水百選に選ばれた観光の目玉だが、場所が分かりにくく案内人の育成が課題だった。

 町ネイチャーガイドは主にバスツアーで訪れた団体客の案内を想定する。町や観光協会の仲介で湧水巡りは1時間2000円、森林散策は1日1万円などの設定で仕事を受けられる。

 講習会は12月まで計11回開く予定。必修の湧水ガイドや救急処置に加え、選択科目として登山、森林、星空がある。認定されるには4回以上出席してテストに合格する必要がある。

 今月20日にあった初の講習会には、60代を中心にボランティアガイドの経験者ら19人が参加した。「ネイチャーガイド概論」の講師を務めた日本山岳会の平川陽一郎理事は「ガイドは安全管理ができるエンターテイナー。説明する内容を3パターンは準備し、訪れた人に合わせて柔軟に対応してほしい」と強調した。

 町商工観光交流課の出口真吾主査は「パンフレットを見ても湧水の一つ一つを探して歩くのは難しかった。ガイドがいれば歴史や水循環の仕組みが分かり面白く感じられる」と話した。

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