東北と新潟の魅力 瓶に凝縮 仙台朝市に専門店 プリンや甘酒…生産者を応援

瓶詰商品が並ぶ「らビンマート」

 農林水産業の6次産業化などに取り組む仙台市の一般社団法人IKIZEN(イキゼン)が、東北6県と新潟県の生産者が開発した瓶詰商品の専門店を仙台朝市(青葉区)にオープンさせた。新型コロナウイルス禍で苦境にある生産者の販売先確保を目的に始め、朝市の活性化にもつなげる狙いだ。

 3月にオープンした専門店「LOVIN’MART(らビンマート)」はイキゼンが新たに設立した販売会社が運営する。約10平方メートルの売り場に、コロナ禍で宿泊客が減った旅館業者や農産物フェアなどが中止になった農家、外食需要減のあおりを受ける加工業者などの商品約20種類をそろえた。

 1番人気は福島市土湯温泉町で旅館を経営する森山のプリン。敷地内に湧き出る源泉を利用した温泉卵を使い、滑らかでコクがある。多賀城市のみそ醸造所「みそらの郷(さと)」の甘酒は地元産の古代米とこうじ、水のみで製造されている。

 山形県西川町の玉谷製麺所が製造販売する雪の結晶形のマカロニ、由利本荘市のヤマキチ味噌(みそ)醤油(しょうゆ)醸造元の寒こうじも陳列。東京の高級料理店が仕入れる気仙沼産ホタテを使ったXO醤(じゃん)は、気仙沼市のフカヒレ製造会社「石渡商店」が手掛ける。

 専門店横の同じフロアには希望者が食品や製品を販売できる出店ブースを用意し、手作り雑貨の販売イベントが今月15日に初めて開かれた。宮城野区のイベントプロデュース業「KOMAYUH企画」の小松祐子さん(53)の企画で今後、月に数回開かれる予定。

 らビンマートのマネジャー斎藤由布子さん(52)は「その土地らしさを感じられる商品が並んでいる。手に取って生産者のこだわりを感じてほしい。朝市に若い世代を呼び込むきっかけにもなればうれしい」と話す。専門店の営業時間は月-土曜の午前9時~午後5時。定休日は日曜祝日。

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