刈田病院の組合解散協議を再開へ 白石市など3市町長会見

正副管理者会議後に記者会見する(左から)村上・蔵王町長、山田・白石市長、小関・七ケ宿町長

 白石市の公立刈田総合病院を運営する白石市外二町組合の正副管理者会議は29日、2月以降ストップしていた組合解散の協議を正副管理者の3市町長で再開することを確認した。3者で記者会見し発表した。

 9月に資金ショートする恐れがある資金繰りに関しては、1市2町の補助金と金融機関の融資で乗り切る方針で一致した。国や県に出す今後10年間の資金不足解消計画には、組合を解散して市立病院とすることなどの改革を盛り込む。
 会合では、専門家や住民による運営検討委員会が管理者の山田裕一市長に中間報告を提出。市長は公設民営化に向けた条例改正を組合議会に提案したいと申し出たが、小関幸一七ケ宿町長から「運営検討委の8月の最終提言を待って3人でもう一度協議したい」との意見があったのを受け、7月の臨時会開催を見送った。
 山田市長は「経営の危機的状況から脱するため民間の力を取り入れ、地域医療を守っていきたい。市が市立病院として運営し、その先に経営形態の改革を見いだしていく」と述べた。
 3市町長は月1回、解散に向けた課題の話し合いを進める。小関町長は「課題をどう解決するかを3市町長で決める時期に来ている。病院の職員、市民、町民への説明も時期も見つけていきたい」と話した。
 組合の解散は2月18日に正副管理者会議で協議を進めることを確認して以降、話し合いがトップレベルか実務者レベルなのかで1市2町で見解が食い違い、停止していた。
 村上英人蔵王町長は「スピード感を持って解散などの議論を進めていく。これまで市民、町民には病院の方向性が見えない状況だったが、1市2町で方向性を見いだせたのは良かった」との見解を示した。

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