仙台駅周辺の雨水、広瀬川へ 地下幹線着工、五橋公園が工事拠点に

工事の拠点となる五橋公園の一角。大型車両が次々と入り、作業員が囲い設置の準備に当たった

 仙台市は28日、JR仙台駅西口の大雨による浸水被害を防ごうと、駅周辺と広瀬川とをつなぐ雨水幹線の整備工事に着手した。シールドマシンと呼ばれる大型掘削機による最深9メートルの地下掘削作業を経て、2026年度に使用を開始する。

 雨水幹線は五橋公園(青葉区)を拠点に、北側は花京院(同)まで約1・6キロ、南側は土樋(青葉、若林区)まで約0・8キロの計約2・4キロ。

 北側の雨水管は内径1・8メートル、南側は2・6メートルで既存の1・65メートルを上回り、排水能力は一気に向上する。10年に1度の発生が予想される1時間当たり52ミリの大雨でも冠水を防げる。

 五橋公園の南西側約1000平方メートルを工事基地として25年度まで使う。水飲み場やベンチを一時撤去して地盤改良した後、9月に地下への掘削工事を始める。来年2月にシールドマシンが北側へ発進し、1年2カ月後に花京院へ到着。その後、8カ月間かけて南進して土樋まで掘り進める。

 事業費は約75億円。国の大規模雨水処理施設整備事業補助金を一部活用する。

 28日は五橋公園に大型車両が次々と入り、約10人の作業員が囲い柵の設置を進めた。長女と遊びに来た若林区の主婦(40)は「子どもが工事現場に近づかないように安全に気を付けてほしい」と話した。

 工事を請け負う共同企業体の越智創所長(56)は「通学時間帯の工事を避けるなど周辺環境に十分注意して進めたい」と語った。

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