第30回国際津波シンポジウムが1日、仙台市青葉区の東北大災害科学国際研究所で始まった。「東日本大震災から10年~経験と教訓を未来の世代につなぐ」をテーマに、3日間の日程で津波防災の最新の知見などを話し合う。
国内外19カ国の大学や研究機関の津波研究者160人が出席。初日は一般参加の150人もオンラインなどで加わった。
基調講演で米海洋大気庁太平洋海洋環境研究所のエディ・バーナード前所長は「津波警報を過小評価するなど避難に消極的な人へのアプローチが課題だ」と指摘。逃げ遅れ対策として、米シアトルの航空宇宙工学関連企業が開発した津波避難シェルターを紹介した。
研究者らのセッションでは、東北大災害研の越村俊一教授(津波工学)が「防潮堤やハザードマップで地域を完全には守れない。科学と技術には限界がある。リスクを知ることが大切だ」と強調。インドネシア国家防災庁のアブドリ・ムハリ博士は、地震発生直後に津波が到達するケースが多い自国の状況を踏まえ、植林と建築物によるハイブリッド防御を進めていると説明した。
シンポジウムはチリ地震津波直後の1960年に第1回が開かれ、日本では18年ぶり、仙台開催は40年ぶり2回目。実行委員長の今村文彦災害研所長は「多くの市民参加を得て、復興途中の被災地に有益な情報を頂いた」と話した。
毎週木曜日・仙台圏で42.9万部発行の「河北ウイークリーせんだい」。歌ったり踊ったり楽しいキャンペーン実施中。抽選でプレゼントも当たります。
東北の未来に向けて、みんなで手を取り合い、様々な活動に取り組んでいます。
SDGsマインドの向上をはかるための「みやぎSDGsアンバサダー」育成プログラム活動を紹介中!
2022年度企画準備中!詳しくはWEBサイトへ
あしたをつくる、地域の新たな可能性
東北6県7新聞社が東北全体の活性化を目指し明るい未来の創造を目指します
みやぎの職場を元気に健康に!健サポフレンズも新規会員募集中
特選不動産情報(毎週金曜日更新)
仙台「四方よし」企業大賞
Job探:仙台・宮城の求人情報
みやぎのいいものご案内!47CLUB
宮城の赤ちゃんへ贈ります「すくすくばこ」好評受け付け中!
LINEスタンプ「かほピョンとなかまたち」
宮城県からのお知らせ
みやぎ復興情報ポータルサイト
杜の囲碁サロン
Copyright © KAHOKU SHIMPO PUBLISHING CO.