デスク日誌(7/3):ヘビ、ムカデ

 心根が狭い性分なもので、登米ばかりでわが古里気仙沼のシーンが少ないと、ちょっぴり悔しい。お分かりですね。NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のことです(3日前に続きこの話題で恐縮です)。

 さて、モネがようやく気仙沼・亀島(大島)に戻って来たと思ったら…。

 お盆のシーン。モネが迎え火に足をかざし「ヘ~ビ~、ムガデにかれねえように」と唱えていた。

 幼い頃、南町の実家で祖母と同じことをした。あれは迎え火だったか、ニョロニョロと燃える「ヘビ花火」の上だったか。そんな記憶が一瞬のうちによみがえり、物語を忘れた。ドラマでは環境への配慮から回収していた盆船も、昔は本当に海に流していたっけ。

 直後にモネの幼なじみが「ヘビ、ムカデ」と言ったので、「そごはムガデとなまんねぇと」と思ったところでわれに返ったけれど。

 古里が舞台のドラマはかくもうれしく、切なく、楽しみで、でも今回のように動揺しそうで少し怖い。

 会社では見られません。

 気仙沼を離れ、各地でこのドラマを見ている人たちも、同じ思いをしているのではないでしょうか。
(報道部次長 村上朋弘)

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