ニプロが大館工場増設 23年10月稼働 280人を新規雇用

大館市に増設する新工場の予想図(ニプロ提供)

 医療機器大手ニプロ(大阪市)は、大館工場(秋田県大館市)に第7工場を新設する。国内シェアトップを誇る主力製品の人工腎臓(ダイアライザー)の増産を図る。7月中旬に着工し、2023年10月の稼働開始を目指す。新規雇用は23~25年度で計約280人を計画する。

 第7工場は既存工場の西側の敷地約5万5000平方メートルに整備する。鉄骨一部3階建て、延べ床面積約9万平方メートルの建屋に製造ラインを整備する。投資額は約650億円。

 ダイアライザーは、透析患者から取り出した血液から不要な物質を取り除く医療機器。ニプロは世界シェア2位の24%を製造する。大館工場が国内唯一の生産拠点で、会社全体の75%を製造している。

 食生活の変化などで世界的に透析患者数が増えており、生産体制の強化が急がれていた。中国やインドなどの海外工場と合わせ、25年度に生産能力を現在の1・8倍に引き上げ、世界シェアの約3割を目指す。

 ニプロの担当者は「大館市を中心に若者を採用する。世界的なニーズに応えられる工場にしていきたい」と話した。

 大館工場は1981年4月に操業開始。従業員は約1700人。

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