デスク日誌(7/15):珍客騒動記

 思わぬ珍客だった。6月14日夕に山形空港(東根市)に着陸した米軍輸送機オスプレイ2機。地域ニュースで速報したテレビ画面にくぎ付けとなった。

 なぜ山形? しかも2機? 別件も重なり、総局総出で対応に追われた。着陸の事前通告はなく、うち1機が約2時間半後に飛び立った。もしや事故、大惨事と紙一重だった?、と身震いも。翌日、緊急着陸ではなく危険を未然に防ぐ「予備着陸」と分かった。

 空港管理は県だが、報道対応は翌日から東北防衛局(仙台市)に一本化された。ただ電話がつながりにくく、1機が残る空港に記者が交代で詰めること数日。公式発表を現地の様子で補完し原稿化してくれた。

 着陸4日目夕方の職場。「あわわ、誰か助けてくれ~」。いつも馬力十分なベテランH記者が受話器を握りSOS。相手は機体所属先の米軍横田基地、英語の音声案内だ。今春着任の最若手O記者が助けに入り、出た相手と「ンフ、ヤー」「OK?」など自然な英会話で面目躍如となった。

 オスプレイの東根滞在は空港外を含め7日間。着陸から1カ月。その原因はまだ明らかにされていない。
(山形総局長 松田佐世子)

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