震災遺構「大川小」、一般公開始まる

一般公開が始まり、多くの人が訪れた震災遺構大川小=18日午後2時30分ごろ、宮城県石巻市釜谷

 宮城県石巻市の東日本大震災遺構「大川小」の一般公開が18日、始まった。津波で被災した校舎を当時の状態のまま保存した。児童74人と教職員10人が犠牲となり、学校管理下で戦後最悪とされる事故の教訓を後世に伝える。

 敷地面積は約3・35ヘクタール。被災した旧校舎、慰霊と追悼の広場、展示施設「大川震災伝承館」、校舎北西の駐車場を整備した。伝承館では、学校側の事前防災の不備を認めた津波訴訟の確定判決などに関する解説パネルを来館者が見学した。

 開場式典が現地であり、関係者ら約80人が出席。斎藤正美市長は「二度と同じような犠牲を出さないよう、津波の恐ろしさや学校防災の在り方を自分ごととして考えてもらいたい」と述べた。

 市は2016年3月に被災校舎を保存し、震災遺構とする方針を表明。20年春に整備工事を始めた。

 大川小は18年3月に閉校した。

河北新報のメルマガ登録はこちら
3.11大震災

復興再興

あの日から

復興の歩み


企画特集

先頭に戻る