「水遊びは膝元まで」 海水浴場をパトロール

 宮城県七ケ浜町観光協会は15日、菖蒲田海水浴場など町内の砂浜のパトロールを開始した。町は新型コロナウイルスの影響で海水浴場の開設を2年連続で中止し、町内全域で遊泳を禁止したが、来場者の安全確保や感染拡大防止のため、観光協会に巡回業務を委託した。期間は8月末まで。

菖蒲田海水浴場をパトロールするスタッフら

 「感染拡大防止のため、海水浴場は開設していません。水遊びはオレンジ色の旗の内側で、膝元まででお願いします」。菖蒲田海水浴場の背後にあるパトロールセンターから、女性スタッフが放送で呼び掛ける。

 観光協会はパトロール開始に合わせ、海水浴場内に膝元までの水遊びができるエリア、サーフィンなどのマリンスポーツエリア、離岸流が発生する立ち入り禁止エリアなど五つの区域を設定した。

 防潮堤や砂浜では赤い帽子に黄色のTシャツ姿のスタッフが目を光らせる。ビーチクリーンをしながら、海で泳いだり立ち入り禁止区域に入ったりする来場者に近づいて声掛けする。

 スタッフは約10人態勢で、海水浴場のほか、湊浜や小豆浜といった砂浜4カ所も巡回。遊泳やバーベキューの禁止を呼び掛ける。海水浴場には昨年8月のお盆休み期間に1日最大約4000人が訪れており、期間中は増員して対応する。

 町は砂浜への来場を控えるよう呼び掛ける一方、未開設の海水浴場では監視員や救助員が不在のため、遊泳中の事故が増える傾向にあるとして、昨年に続き観光協会にパトロールを委託した。

 観光協会事務局の郷古明頌さん(32)は「安心安全なビーチをつくるため、来場者にルールを守ってもらえるよう協力をお願いしたい。無事故で期間を終え、来年の海開きにつなげたい」と話した。

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