JR青森駅近くに人工干潟オープン 水質改善でアジ、イワシ来遊

JR青森駅近くの青森港に整備された人工干潟

 青森市のJR青森駅に近い青森港に青森県が整備してきた人工干潟が完成し、22日にオープンした。港湾内の環境改善とともに、市民や観光客が集う新たなにぎわい拠点としての役割が期待されている。

 人工干潟は、かつては青函連絡船の発着場で、現在は複合観光施設「A-FACTORY」などが立地する岸壁付近にできた。青森湾の最奥部で入り江になっていて浮遊ごみが滞留しやすく、悪臭も問題となっていた。

 2014年度、海水を浄化し魚介類のすみかとなる海藻アマモを植える実証実験を開始。最大で水深約8メートルあった岸壁に石や砂を投入し、7300平方メートルの砂浜と干潟を造った。

 総事業費は約7億円。大腸菌の減少といった水質改善が確認され、クロダイの稚魚やアジ、イワシの来遊が見られるようになった。

 干潟は常時開放し、自由に散策できる。遊泳禁止だが、イベント開催時の海水浴や潮干狩りなどは可能。アマモの植栽を続け、大規模な藻場を造成していく。

 県港湾空港課は「カニや貝を放流するワークショップなど、地域を巻き込みながら環境再生に取り組んできた。駅前のにぎわいにもつながってほしい」と期待する。

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