欲に負ける<ツール・ド・東北への道(4)>

右が新しいホイール、左が古い物(フロント側)。前後合わせて500グラムほど軽くなった
注文から配達まで1週間かからず、あっという間に届いた

 自転車は道具が重要なスポーツだ。軽量ならそれだけ速く、疲労を抑えて遠くまで進めるのではないか。先にロードバイクを始めていた別部署の記者に「ちょっとでも軽いのがいいんだよね」と尋ねたら、「自分が痩せたらいいんじゃないすか」と軽くあしらわれた。

 とはいえ、乗り慣れてくればカスタマイズをしたくなるのが人情。本やネットで情報を調べてみたら、初心者が次のステップとして手を入れるならタイヤとホイールだ、と書かれていた。1年近く乗ってタイヤはすり減り、やや台形に削れてきたので交換時期。ホイールに問題はないが、グレードが上のものにすると羽が生えたようにすいすい進めるらしい…。

 近頃は自転車パーツの海外通販が人気だと知った。三つほど良さそうなサイトが見つかった。いずれも日本語対応で、金額も円表示。一定金額以上なら配送料無料、関税も掛からないことが多いらしい。

 「ツール・ド・東北に出るからねぇ」と、誰に言うともなく言い訳をしながら、ポチッとした。

 7月25日に注文、27日に英国を出て29日には日本に到着。31日には宅配便で自宅に届いた。コロナ禍でヒトが国境を越えるのは相当ハードルが高いが、モノはあっという間に海を渡る。

 10年以上前、登山用品を買うのに海外通販にチャレンジしたことがあったが、辞書を引きながら怪しげな英語でメールを書いて注文をしたっけ。今は翻訳作業すら要らず、買い物の手間は国内通販と変わらない。

 時代は変わった。けれど、つい散財する性格は変われない(う)。

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 9月19日の開催まで2カ月を切った「ツール・ド・東北」。コンテンツセンターのデスクと記者が出場までの日々をつづる。

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