夏の甲子園東北勢躍進 輝いた大谷、吉田輝 過去10大会青森と宮城の勝率6割超

花巻東―帝京 1回戦で敗れ、目を真っ赤にしながら試合後にキャッチボールをする花巻東の大谷=2011年8月7日

 第104回全国高校野球選手権が6日、開幕する。東北からは八戸学院光星(青森・3年ぶり11度目)、一関学院(岩手・12年ぶり7度目)、仙台育英(宮城・3年ぶり29度目)、能代松陽(秋田・11年ぶり4度目)、鶴岡東(山形・3年ぶり7度目)、聖光学院(福島・3年ぶり17度目)の6校が出場する。東北勢は2008年から19年まで12年連続で8強入りを果たすなど着実に力を付けており、大旗の白河越えに期待は膨らむ。そこで、ここ10大会の都道府県別成績と鮮烈な印象を残した球児を写真で紹介する。
(編集局コンテンツセンター)

◇全国高校野球選手権・過去10大会の勝率と勝敗数
    勝率   勝敗
大 阪 .821④ (32-7)
栃 木 .654① (17-9)
青 森 .643  (18-10)
高 知 .630  (17-10)
群 馬 .625① (15-9)
神奈川 .615① (16-10)
埼 玉 .615① (16-10)
宮 城 .615  (16-10)
東 京 .612① (30-19)
奈 良 .600  (15-10)
岩 手 .565  (13-10)
兵 庫 .560  (14-11)
和歌山 .550① (11-9)
石 川 .545  (12-10)
福 井 .545  (12-10)
広 島 .524  (11-10)
三 重 .524  (11-10)
秋 田 .524  (11-10)
滋 賀 .524  (11-10)
千 葉 .500  (11-11)
福 島 .500  (10-10)
沖 縄 .500  (10-10)
富 山 .500  (10-10)
山 形 .500  (10-10)
山 梨 .500  (10-10)
京 都 .474  (9-10)
宮 崎 .444  (8-10)
山 口 .444  (8-10)
徳 島 .444  (8-10)
熊 本 .444  (8-10)
愛 媛 .444  (8-10)
岡 山 .412  (7-10)
鹿児島 .412  (7-10)
茨 城 .412  (7-10)
長 野 .375  (6-10)
岐 阜 .375  (6-10)
新 潟 .375  (6-10)
愛 知 .353  (6-11)
長 崎 .333  (5-10)
福 岡 .313  (5-11)
香 川 .286  (4-10)
島 根 .286  (4-10)
北海道 .231  (6-20)
静 岡 .231  (3-10)
大 分 .231  (3-10)
佐 賀 .167  (2-10)
鳥 取 .167  (2-10)
※丸数字は優勝回数

八戸学院光星が2年連続準優勝

 青森は過去10大会のうち8度、八戸学院光星と弘前学院聖愛のどちらかが出場している。八戸学院光星は光星学院時代の11、12年に田村龍弘捕手(ロッテ)と北條史也内野手(阪神)の強打者2人を擁して2年連続準優勝を果たした。

光星学院-神村学園 3回表光星学院1死一塁、左越えに2点本塁打を放つ田村=2012年8月18日
東海大甲府-光星学院 4回表光星学院無死、北條が中越えに2打席連続の本塁打を放つ。捕手石井=2012年8月12日

花巻東、13年に4強入り

 岩手をけん引するのは花巻東と盛岡大付の私学2強。11年以降は両校が出場を分け合っている。13年には花巻東が県勢最高タイの4強入り。米大リーグ・エンゼルスで投手と打者の二刀流を体現して大活躍中の大谷翔平投手も、花巻東の2年生エースだった11年の夏に甲子園を沸かせている。

花巻東―帝京 4回途中から2番手で登板し、雄たけびを上げる花巻東の大谷=2011年8月7日

仙台育英は15年に準優勝

 宮城の高校球界をリードするのは仙台育英。過去10大会のうち、6度の出場を誇る。15年には佐藤世那投手、平沢大河内野手(ロッテ)を中心に準優勝。当時、1年生ながらメンバー入りしていた西巻賢二内野手(ロッテ)は17年に主将としてベスト8入りに貢献した。東北学院、東北、利府、古川工が一度ずつ出場している。

仙台育英―早稲田実 準決勝に先発し、6安打完封した仙台育英の佐藤世=2015年8月19日
仙台育英―早実 4回表仙台育英2死一、二塁、平沢が右中間に3ランを放つ。捕手加藤=2015年8月19日
大阪桐蔭―仙台育英 3回2死、左前打を放つ仙台育英の西巻=2017年8月19日

金足農が旋風、秋田勢103年ぶり準V

 秋田は群雄割拠の様相で計7校が出場している。最多出場は秋田商の3度。15年は秋田商が成田翔投手(ロッテ)を中心にベスト8入り。18年には金足農が吉田輝星投手(日本ハム)の活躍で旋風を巻き起こし、県勢103年ぶりの準優勝を飾っている。

秋田商―龍谷 龍谷打線から16奪三振、1失点に抑えて完投勝利した秋田商の成田翔=2015年8月10日
金足農―大垣日大 1回裏大垣日大2死満塁、三振でピンチをしのぎ、雄たけび上げる金足農先発の吉田=2018年8月14日

日大山形、13年に県勢初の4強

 山形は鶴岡東が最多の4度、日大山形が3度の出場で続く。最高成績は13年、日大山形が主将の奥村展征内野手(ヤクルト)、当時2年生だった中野拓夢内野手(阪神)の活躍で県勢初の4強入りを果たしている。

日大山形-日大三 1回表日大山形2死三塁、中越えに先制の2点本塁打を放つ奥村=2013年8月13日
日大山形-日大三 2年生ながら正二塁手として出場し、2安打2打点と活躍した日大山形の中野=2013年8月13日

福島、聖光学院が出場独占

 福島は07年から19年まで13年連続で聖光学院が独占、うち4大会で8強入りしている。10年は歳内宏明投手(元阪神、ヤクルト)、14年は船迫大雅投手といったエースが力投、16年は4投手がフル回転して勝ち上がった。

興南-聖光学院 準々決勝に先発し、力投する聖光学院の歳内=2010年8月18日
聖光学院-日本文理 8回3失点と粘投した聖光学院の船迫=2014年8月22日

◇全国高校野球選手権・都道府県別通算勝敗数
    勝率  勝敗
①大 阪 .668 (179-89)
②愛 媛 .639 (122-69)
③神奈川 .631 (128-75)
④和歌山 .617 (127-79)
⑤高 知 .613 (98-62)
⑥広 島 .607 (119-77)
⑦兵 庫 .598 (143-96)
⑧奈 良 .596 (87-59)
⑨愛 知 .586 (130-92)
⑩沖 縄 .577 (71-52)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮 城 .518 (73-68)

 青 森 .445 (49-61)

 秋 田 .385 (47-75)

 福 島 .372 (35-59)

 岩 手 .345 (41-78)

 山 形 .310 (27-60)

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