街角景気3ヵ月ぶり悪化 東北・7月 感染拡大で人の動き鈍化

 東北活性化研究センターが10日発表した6県の7月の景気ウオッチャー調査結果によると、景気実感を3カ月前と比べた現状判断指数(DI、季節調整値)は前月から1・2ポイント低下の45・7で、3カ月ぶりに悪化した。首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大し、人の動きが鈍化した影響が出た。

 分野別(原数値)は家計動向が0・7ポイント上昇の43・6で3カ月連続の前月超え。企業動向は1・5ポイント上昇の50・8で2カ月連続で改善し、4カ月ぶりで50台に乗せた。

 ウオッチャーからは「ワクチン接種などで少しずつではあるが動きが出てきている」(観光型旅館)と、人の動きが戻りつつある兆しに言及があった。ただ旅行代理店は「夏休みの予約取り消しが増え、秋の予約も減少傾向」と感染拡大の影響を指摘。乗用車販売店は「半導体不足の影響がじわじわと業績を圧迫している」と下振れを懸念した。

 センターによると、東京五輪に関する言及はコメント全体の2割に満たなかった。うち「テレビなどは好調に動いている」(家電量販店)といった肯定的な意見は約3割にとどまった。

 2、3カ月先の見通しを示す先行き判断DI(季節調整値)は4・3ポイント低下の47・2で、4カ月ぶりの悪化。前月に3年8カ月ぶりで超えた50・0を再び割り込んだ。センターは「感染収束やワクチン接種の進展が見通せず、景気が上向くには時間を要するとの懸念がある」と分析した。

 調査は内閣府の実施で、センターが東北分を担当。小売業者ら189人のうち170人から回答を得た。

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