河北抄(8/16):プロ野球の後半戦が始まり、東北楽天の応援…

 プロ野球の後半戦が始まり、東北楽天の応援に力が入る。楽天生命パーク宮城では、あすからソフトバンク戦。球場に足を運ぶたびに思い起こすのは、2004年の新規参入を取材したことだ。

 当時はまだ県営宮城球場。球団経営トップらが視察に来た。「いやー、古いね」「あまりに飾らない球場ですね」と言いたい放題。球界の盟主という球団の代表は「全体的に古く内野席はとても窮屈。これじゃビールも飲めず弁当も食べられない。スポーツを楽しむ観点から問題が多い」と言い放つではないか。

 何を偉そうにと腹が立ったが、指摘は認めざるを得なかった。球場はその時点で築54年。客席はコンクリートむき出しの長いす。スコアボードの名前は手書きで、球速や打率の表示はあるはずもない。楽天の参入が決まり、突貫工事で進められた大改修には目を見張った。

 9年後。仙台で初の日本シリーズが実現した。客席は快適で、きらびやかなスコアボードに大型ビジョンも。東北楽天が球界の盟主を撃破した。あの代表の鼻っ柱をへし折ったようで爽快だった。

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