障害がある人の就労支援の場となっている仙台市宮城野区のレストラン「びすた~り榴ケ岡」。惜しまれながら閉店した古民家レストラン「長町遊楽庵びすた~り」を受け継ぐ形で昨年12月、みやぎNPOプラザ1階にオープンしました。ランチタイムは食事を楽しむ人たちでにぎわい、障害のある人たちが調理や接客に励んでいます。
運営するのはNPO法人ほっぷの森(仙台市)。障害者自立支援法(現障害者総合支援法)が施行され、障害者の就労機会拡大の機運が広がり始めた2007年、意欲があっても仕事に就けない障害者が多い状況を心配した会社経営者らが集まり、就労の場を増やそうと立ち上がりました。
まず就労に向けた準備を学び、スキルアップのトレーニングをする「就労支援センターほっぷ」を開設。雇用関係を結び、働きながらステップアップを目指すレストラン「長町遊楽庵びすた~り」(後に「TFU cafeteria Olive」「びすた~り榴ケ岡」の2店舗へ移行)も開きました。
野菜作りや販売に携わりながら、ゆっくり力を付けていく「びすた~りフードマーケット」、太白区の長町病院1階「cafe JhoJho」もそれぞれ運営し、障害者の働く場を広げてきました。
ほっぷの森が大切にしているのは利用者を「スタッフ」、職員を「パートナー」と呼び、障害がある人に寄り添いサポートすること。レストラン管理者の菊田俊彦さんは「働く自信をつけるには、できないことより、できることや得意なことをより伸ばすのが大切です」と強調します。
以前の職場で仕事の煩雑さやスピードについていけず、自信をなくす障害者を幾度となく見てきた菊田さんは「障害がある人に変化を求めるより、職員が変わる意識を持たなければ」と話します。職員が一丸となって利用者を受け止め、寄り添い、力を発揮できるよう支援しています。
新型コロナウイルス禍により、レストランの運営と就労支援は困難を極めました。が、雇用継続のためには歩みを止めるわけにはいきません。
びすた~り榴ケ岡にグランドピアノを導入し、今年6月にはマンスリーコンサートをスタートさせました。ハンバーグなどの人気メニューを家で味わってもらおうとテークアウトの商品開発も進めており、間もなくインターネット販売を始める予定です。
「新しいことへのチャレンジが、やりがいにつながる」と菊田さん。厳しいコロナ禍でも「おいしかったよ」「また来るね」と応援してくれるお客さまの言葉を糧に、皆がステップアップできる場づくりに意欲を燃やしています。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 堀川晴代)
私たちの周りでは、たくさんの市民団体・NPOが地域課題の解決などを目指して活動しています。「認定NPO法人杜の伝言板ゆるる」と「NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター」が交代で担当し、さまざまな団体の活動や地域課題について伝えていきます。
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