涌井、再び2回KO 東北楽天競り負ける

2回、日本ハム・清水(奥)に適時打を許した東北楽天・涌井。2回2失点で8敗目

 東北楽天は打線が6安打と振るわず競り負けた。

 0-2の四回1死三塁から、茂木の左前打で1点を返すにとどまった。七、九回、得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。先発涌井は精彩を欠き、2回2失点(自責点1)で降板。2番手西口ら4投手は追加点を許さなかった。

 日本ハムは後半戦初勝利。先発上沢が7回1失点で、チームの連敗を4で止めた。

▽勝 上沢17試合7勝5敗
▽S 杉浦34試合1勝2敗17S
▽敗 涌井17試合6勝8敗

球威や制球、好調時に及ばず

 東北楽天の先発涌井は、2回3安打2失点(自責点1)でマウンドを去った。2戦連続で2回KOと、ふがいない投球だった。涌井は「結果が全てです」と言葉少な。

 球威、制球ともに好調時に及ばなかった。0-1の二回1死走者なしで、R・ロドリゲスに初球の142キロ高め直球を捉えられ、フェンス直撃の中越え三塁打。続く中島は四球。清水には高めに抜けた内角シンカーを左前へ運ばれ、簡単に失点した。持ち前の粘りは影を潜めた。

 この回二つ目の四球で1死満塁まで広がったピンチを何とか切り抜けたが、石井監督は冷徹な判断を下した。「このまま行かせても傷口を広げるだけだ」。この回限りで降板させた。

 不運なところもあった。一回先頭の西川の打球を一塁手の鈴木大がはじき、いきなり走者を背負った。ヒットエンドランを決められて無死一、三塁となり、次打者の遊野選の間に先制点を奪われた。バックのミスがあり、調子がつかめなかったのかもしれない。

 6月4日に6勝目を挙げてから5連敗。長いトンネルにはまり込み、苦しんでいる。近頃は「目の前の試合に集中させてほしい」と、先発登板前日の取材対応を断る繊細な一面も見せる。

 開幕投手を任せた右腕の今後について石井監督は「全てを一回視野に入れて判断したい」。今季2度目の出場選手登録抹消の可能性も排除しなかった。
(関俊哉)

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