定禅寺ジャズフェス、2年連続で中止 縮小開催も断念

2019年の定禅寺ストリートジャズフェスティバル。2年連続の中止が決まった

 仙台市中心部で9月11、12日に予定された「第30回定禅寺ストリートジャズフェスティバル」を主催するジャズフェス協会は23日、2年連続で開催を中止すると発表した。規模を大幅に縮小して実施を目指したが、新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置が9月12日まで適用されることになり「市民の理解を得難い」と断念した。

 重点措置の再適用を控えた8月19日の実行委員会で「参加バンドや観客が思う存分に楽しめる状況にない」と中止の方針を確認。理事会が22日までに書面で決定を了承した。

 ジャズフェスの運営に携わるボランティアから辞退の申し出も出て、感染対策を徹底して開催するのに必要な人員を確保することが難しくなったという。

 武藤政寿代表理事(62)は「何とか開催しようと模索を続けてきたが、少しでも不安に思う人がいるのであれば、開催はできないと考えた」と説明した。

 せんだいメディアテーク(青葉区)で予定した地元の若手演奏家らによる特別ステージも中止する。

 事前に募集した演奏動画は予定通り、動画投稿サイト「ユーチューブ」で9月11日に公開する。30回を記念したTシャツ、タオルなどのグッズ販売はオンラインで継続する。

 当初計画は参加バンドを宮城県内に絞り、前回2019年の1割に当たる80組に限定。演奏会場を46カ所から5カ所に減らすとともに、観客に検温や手指消毒、接触確認アプリ活用を求めるなど感染対策を徹底して開催する方針だった。

 1991年に始まったジャズフェスは杜の都の秋を彩る大型イベント。19年は2日間に計710組が参加し、約77万人が訪れた。

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