(51)秋声や一筆入魂の掠れ/高橋 綾(1999年~)
8月も後半、いよいよ秋の感じが強まってきた。「秋の声」が季題。藤原敏行の<秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる>の世界が背景にある言葉である。力強い書の余白や掠(かす)れと、秋の…
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