受験生への優先接種、仙台市長「考えていない」

郡和子仙台市長

 郡和子仙台市長は31日の定例記者会見で、受験を控えた高校3年生や中学3年生に対し、新型コロナウイルスワクチンを優先的に接種する取り組みに関し「今のところは考えていない」と否定的な考えを示した。

 郡市長は「受験生以外にも、いろいろな事情で接種を急ぎたい人はいる。受験生を優先するにしても、この時期に始めていいのかという問題もあり、状況を見て判断する」と説明した。

 感染状況に関しては、仙台医療圏の受け入れ可能病床の使用率が8割を超えていることに触れ「医療のリソース(資源)には限界がある。救える命が救えなくなる状況が目の前に迫っている」と危機感を訴えた。

 医療機関にさらなる病床確保を要請したとした上で「市立病院(太白区)も病床の拡大に当たっては、治療過程に影響の少ない手術や検査、入院を延期せざるを得ない状況にある」と厳しい現状を明らかにした。

 本年度のふるさと納税が大幅に伸び、補正予算案では当初の6倍を超える7億9900万円を見込んだ。返礼品の充実を図ったことを挙げ「(コロナ下で)おうち時間が多くなった人にとって、魅力的に映ったのではないか。想定を上回る寄付をいただいた」と感謝した。

 市ガス事業民営化に伴う譲渡先の公募手続きで、8月下旬に予定した優先交渉権者の決定に関しては「有識者の民営化推進委員会が慎重に審査中で(決定が)若干遅れるという。9月上旬には答申を受けられる見通しだ」と語った。

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