長引くコロナ禍、時系列で振り返る アベノマスクにGoTo、オミクロン株登場… そして3年目の春

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 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから3年目の春を迎えた。累計感染者は全国で670万人、宮城県内は6万人を超えた(4月4日現在)。2021年11月に確認された変異株「オミクロン株」による「第6波」の真っただ中におり、収束の兆しは見えない。長引くコロナ禍を時系列で振り返る。(編集局コンテンツセンター)

宮城県の新型コロナ感染者数の推移(4月4日現在)

2020年1月

 16日、国内で初めて感染者が確認された。

2020年2月

 感染の広がりとともに、使い捨てマスクやアルコール消毒液が全国各地で品薄となった。

 29日、東北で初めて感染者が確認された。仙台市の70代男性で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客だった。

品薄状態となったマスク売り場=2020年2月、仙台市

2020年3月

 24日、東京五輪・パラリンピックが史上初めて1年延期されることが決まった。

2020年4月

 7日、政府は東京など7都府県に緊急事態宣言(1回目)を発令し、16日に全国に対象を拡大した。人と人の接触機会8割削減を目標に掲げ、5月25日まで続けた。

 11日、全国の新規感染者が644人と「第1波」がピークを迎えた。

 14、16日、県内の新規感染者が10人と第1波のピークとなった。

 14日夜、急きょ翌15日と16日に予定されていた仙台市立の小中高校の入学式・始業式が延期された。

緊急事態宣言下で迎えた初の週末、人影まばらな仙台市中心部=2020年4月18日

2020年5月

 国民1人当たり現金10万円を支給する「特別定額給付金」の申請受け付けが順次スタート。下旬、全世帯に2枚ずつ配る布マスク、いわゆる「アベノマスク」の配達が東北6県の県庁所在地で始まった。

「アベノマスク」をポストに入れる配達員=2020年5月、仙台市

2020年6月

 1日、宮城県内のほとんどの公立小中高校で新学期が約2カ月遅れで始まった。

体育館に机を並べて授業を受ける児童=2020年6月1日、宮城県塩釜市

2020年7月

 16日、県内の新規感染者が14人と「第2波」のピークとなった。

 22日、政府の観光支援事業「Go To トラベル」が始まった。当初除外された東京都発着の旅行は10月から追加された。

2020年8月

 7日、全国の新規感染者が1597人と第2波のピークとなった。

「Go To トラベル」が始まって最初の休日、観光客でにぎわう内湾地区=2020年7月23日、宮城県気仙沼市

2020年11月

 「第3波」が始まった。

 16日、宮城県で政府の飲食業界支援策「Go To イート」のプレミアム付き食事券の販売と利用がスタート。

「Go To イート」のプレミアム食事券を買い求める客=2020年11月16日、仙台市

2020年12月

 28日、政府は「Go To トラベル」を停止。再開するきっかけをつかめず、停止状態が長期化している。

2021年1月

 7日、緊急事態宣言(2回目)を首都圏に発令。その後、11都府県に拡大した。3月21日まで続けた。

 8日、全国の新規感染者は8045人。「第3波」がピークを迎えた。

 14日、県内の新規感染者が87人と最多を更新。

2021年2月

 17日、医療従事者を対象にしたワクチン接種が始まった。

 23日、宮城県は一時停止していた「Go To イート」のプレミアム食事券の販売を再開した。

ワクチンを接種される医療従事者=2021年2月19日、仙台市

2021年3月

 宮城県内で感染者が増え始め、東日本大震災10年の11日から前の1週間は、人口10万人当たりの感染者数が全国ワースト3位となった。

 16日、宮城県が食事券の販売を再停止。

 18日、宮城県と仙台市は独自の緊急事態宣言を出した。

 31日、宮城県の感染者が1日の発表として初めて200人に達した。

2021年4月

 全国で再び感染が拡大。変異株「アルファ株」が関西を中心に流行し、5月にピークを迎える「第4波」につながった。

 5日、政府は緊急事態宣言に準じた対策を可能とする「まん延防止等重点措置」を宮城、大阪、兵庫3府県に初めて適用。その後、対象を広げた。

 12日、65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種が始まった。

 25日、政府は4都府県を緊急事態宣言(3回目)に格上げした。

「まん延防止等重点措置」が適用された初日、静まり返る飲食店街=2021年4月5日、仙台市

2021年6月

 20日、10都道府県に発令していた宣言を沖縄を除いて解除した。

 21日、企業や大学などによる職域接種が始まった。

2021年7月

 「第5波」が始まった。感染爆発を引き起こしているのは変異株「デルタ株」とみられる。高齢者のワクチン接種が進んだ結果、50代以下の中高年や若年層で感染が広がる。

 12日、政府は沖縄県に出していた緊急事態宣言の対象に再び東京都を加えた。

 21~31日、宮城県で東京五輪の男女サッカー計10試合が有観客で行われた。

 23日、1年延期された五輪は緊急事態宣言下で開幕した。開会式を含めてほとんどの競技が無観客となった。

東京五輪・女子サッカーの観戦客=2021年7月21日、宮城県利府町の宮城スタジアム

2021年8月

 2日、神奈川や大阪など4府県が緊急事態宣言の対象に追加された。

 3日、宮城県の累計感染者が1万人の大台を突破した。

 20日、新規感染者が全国で過去最多の2万5852人を記録。緊急事態宣言の対象に京都や福岡など7府県を追加。宮城県に2回目のまん延防止等重点措置が適用された。

 25日、県内の新規感染者が301人と初めて300人台に達した。

 27日、宮城県など8道県が緊急事態宣言に格上げされた。9月1日現在、宣言は21都道府県に出ている。

2021年9月

 1日、全国の累計感染者が150万人を超えた。

 2日、宮城県の累計感染者が1万5000人を超えた。8月3日に1万人に達してから1カ月(30日間)でさらに約5000人増えたことになり、増加のペースが速まった。

 6日、宮城県は重症化を防ぐ効果が期待される「抗体カクテル療法」を行う拠点を仙台市中心部の宿泊療養施設に設け、運用を始めた。

 13日、宮城県は緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に変更される。

 30日、19都道府県に発令していた緊急事態宣言と宮城、福島など8県のまん延防止等重点措置を全面解除した。

抗体カクテル療法を行う拠点の運用が始まる=2021年9月6日、仙台市

2021年10月

 15日、宮城県は感染防止対策を独自に認証した飲食店専用の2割増し食事券「認証店おうえん食事券」の販売と利用、県民限定のクーポン券付き宿泊割引キャンペーンを始めた。

2021年11月

 19日、住民税非課税世帯への10万円給付、18歳以下の子どもを対象とした10万円相当の給付などを盛り込んだ政府の経済対策が決定した。

 26日、世界保健機関(WHO)は南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株を、最も警戒レベルが高い「懸念される変異株(VOC)」に指定し、「オミクロン株」と命名した。

 30日、政府はオミクロン株の感染者が国内で初めて確認されたと発表した。

2021年12月

 24日、厚生労働省は米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」を特例承認した。

 27日、文部科学省は国公私立大の個別入試でオミクロン株感染者の濃厚接触者は受験を認めないとしたガイドラインを撤回した。

2022年1月

 9日、政府は沖縄、広島、山口3県にまん延防止等重点措置を適用した。その後、対象地域は最大で36都道府県に広がった。

 中旬、宮城県内の高齢者を対象にした3回目接種が始まった。

 19日、観光庁が2021年の訪日客数の推計を公表した。24万5900人で、1964年の統計開始以降、最少だった。

2022年2月

 9日、宮城県内の新規感染者が932人報告され、過去最多を更新した。

 22日、国内で新型コロナウイルス感染の死者数が322人報告され、過去最多を更新した。

 25日、塩野義製薬は開発していた新型コロナウイルスの飲むタイプの治療薬を、厚生労働省に承認申請したと発表した。

 下旬、国内で5~11歳へのワクチン接種が始まった。

まん延防止等重点措置の解除を見据え、営業再開の準備を進めるバー=2022年3月16日、青森県弘前市

2022年3月

 21日、青森、東京、大阪など18都道府県に適用されていたまん延防止等重点措置が全面解除された。全国のどの地域にも適用されていないのは1月8日以来。

2022年4月

 2、3日、プロ野球東北楽天の選手、コーチに新型コロナウイルスの陽性判定が相次ぎ、ソフトバンク戦2試合が中止された。
(人数は県と仙台市の発表日を基準とした)

東北楽天の試合が中止となり、帰路を急ぐ観客たち=2022年4月2日、仙台市の楽天生命パーク宮城
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