秋田県出身初の首相誕生に沸いた「菅フィーバー」から1年。菅義偉首相の退陣意向の表明に、地元にも驚きが広がった。
退陣意向の速報が流れた3日正午前。自民県連は県議会棟で、総裁選の対応を話し合う常任総務会を開催していた。ちょうど、県連として菅首相を応援する方針を申し合わせたところだったという。
「え?」「これからどうなるの」。出席していた党県議26人からは驚きと困惑の声が上がった。方針は白紙撤回となり、立候補者が出そろうまで結論を延期した。
県連は昨年9月の総裁選で、「県出身者初の総理誕生という夢を実現する」として全国で唯一、党員・党友による予備選、意向調査、アンケートを実施せず、持ち分の3票全てを菅氏に投じていた。
加藤鉱一県連副会長は「地元出身の総理に再び困難を乗り切ってほしいと意見をまとめた直後のことで、びっくりした」と驚きを隠さず、「県出身者初の総理が誕生し、喜んだだけに残念だ」と肩を落とした。
若手県議の一人は「難しい局面で首相に就任し、黙々と仕事をこなしていた。菅首相で次期衆院選を戦いたかった」と無念の表情。一方、県連幹部からは「(首相は)自己保身や権力闘争に走り、国民に対するメッセージ、リーダーとしての振るまいが広く受け入れられなかった」との批判もあった。
地元の湯沢市では新型コロナウイルス禍で難しいかじ取りを迫られた菅首相に、同情とねぎらいの声が相次いだ。
首相と小中学校の同級生だった無職菊地洋一さん(72)は「大変な時に総理大臣をやった。新型コロナ対応だけで終わり、やりたかったことが何もできず、かわいそうだ」と語った。
出身地の同市秋ノ宮で養魚場を営む菊地勇さん(69)は「残念だが1年間よくやったと思う。秋ノ宮に帰ってきたら趣味の川釣りでもして疲れを癒やしてほしい」とねぎらい、郷土史家の簗瀬均さん(63)も「振り返れば高く評価される時代が来るのではないか。精いっぱい頑張り、疲れたと思う」と話した。
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