カントリーエレベーター完成 みやぎ仙南農協、台風被害で新設

完成したカントリーエレベーター

 みやぎ仙南農協(宮城県柴田町)の穀類乾燥調製貯蔵施設(カントリーエレベーター、CE)が同県角田市枝野に完成し、現地で5日、落成式があった。6日から稼働する。隣接地にライスセンターがあるが、2019年10月の東日本台風(台風19号)で乾燥調製設備が浸水。復旧の一環でCEを新たに建設し、コメの貯蔵機能を充実させた。県南では初のCEとなる。

 鉄骨2階、延べ面積1224平方メートル。貯蔵能力は生もみ換算で計2106トンに上り、自然風でもみを乾燥させる。運び込まれる穀類の重量を車両ごと計測できるトラックスケール方式を県内のCEで初めて導入した。

 総事業費は約11億円。国による被災産地支援の交付金などを活用し、土盛りをして整備した。

 式典には県や角田市、丸森町、施工会社などから約55人が出席。同農協の舟山健一代表理事組合長は「収穫作業の効率化が図れる。台風被害からの復興のシンボルとして落成を迎えられ、全ての関係者に感謝する」と述べた。

 角田市と丸森町には農業設備が浸水被害を受けた組合員が多く、CEの運用による支援を目指す。担い手農家の営農規模拡大や飼料用米の生産拡大などにもつなげたい考え。

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