福島の朝採り野菜を東京に直送 新幹線活用、生産者がオンラインでPR

福島・大玉村「畑直送もったいない野菜マルシェ」
村の直売所とオンラインでつなぎ、新鮮な青果を東京駅の通行人にPRしたマルシェ

 東北新幹線で東京に輸送した新鮮な福島県大玉村産青果を、生産者が現地からオンラインでPRしながら販売する「畑直送もったいない野菜マルシェ」が23日、JR東京駅で始まった。主催する村は、東京電力福島第1原発事故の風評払拭(ふっしょく)と関係人口創出を目指す。

 駅地下1階の「動輪の広場」で9月5日まで開催。早朝に収穫した作物を郡山駅から「なすの」で運ぶ。変形による規格外や新型コロナウイルス禍で販路を失ったモモ、トマト、カボチャなど約70品目を扱う。コシヒカリを使った煎餅やきな粉といった加工品も並ぶ。

 会場には大型スクリーンを設置。毎日昼と夕方に、村産業振興センター「あだたらの里直売所」とオンラインでつなぎ、コメ農家らが生産過程の安全性やお薦めの食べ方を紹介する。

 初日は直売所の矢吹吉信店長(47)が出演。駅の通行人に「キュウリとアスパラは午前5時に収穫しました」「雨の日も風の日も農家は頑張っている」と威勢よくアピールした。

 期間中、ゼミで福島大生と共に風評被害対策を学んでいる東京農大の学生が接客や品出しを手伝う。

 国際食料情報学部3年の輪座千瑞(ちず)さん(21)=東京都=は「福島産を不安視する傾向はまだ残っていると感じる。おいしさや品質の良さを発信したい。コロナが収束したら村にも行ってみたい」と語った。

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