東北楽天の自力優勝が消滅 投打に覇気なし、首位と4ゲーム差

7回途中で降板する東北楽天・岸(右)

 東北楽天は打線が振るわず2連敗。今季のロッテ戦の負け越しが決まった。

 七回まで散発2安打で二塁も踏めなかった。八回に島内の17号ソロで1点を返すのが精いっぱいだった。先発岸は七回途中4失点で8敗目。一回に犠飛で先制点を許し、四回は連続二塁打で2点目を失った。七回に1点を追加され、なお1死三塁で降板した。

 ロッテは3連勝。1失点でしのいだ先発小島がプロ初完投で7勝目を挙げた。

▽勝 小島18試合7勝3敗
▽敗 岸19試合7勝8敗
▽本 島内17号(1)(小島)

勝負はここから

 東北楽天は投打に元気がなく、1-4のスコア以上の完敗だった。2連敗でロッテとのゲーム差は4に開き、首位の背中がまた遠くなった。

 前夜2安打に終わった打線に立ち直りの気配がなかった。相手の先発左腕の小島から放ったのはわずか4安打。島内の本塁打の1点止まりだった。

 制球良く低めに決められて苦戦した。「甘い球もあるので、いつ来てもバットが出せるよう集中力と待ち方が大事」と鉄平打撃コーチ。早いカウントから積極的に打ちにいっても実らず、凡打の山を築いた。

 先発岸も一回に先制点を許すなど小刻みに得点を奪われ、リズムに乗り切れなかった印象だ。7奪三振、無四球、被安打5の数字が示す内容は悪くない。だが、打たれた安打がいずれも長打で失点につながったのは痛かった。

 0-3の七回1死三塁で交代を告げられた右腕は「打たれる前の球が良くても、打たれた球が甘いということ」と悔やんだ。

 ロッテに今季8連敗となり、自力優勝の可能性が110試合目にして消えた。石井監督は「それは数字を計算する人がしてくれればいい。目の前の試合をしっかり戦って勝っていけば、関係なくなる」と気にしなかった。他チームの動向で優勝の目は十分ある。あと33試合、ここからが本当の勝負だ。
(関俊哉)

8回東北楽天無死、島内が左越えに本塁打を放つ
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