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(66)ふんふんと小さき茸出てきたる/対中 いずみ(1956年~)

 まど・みちお作詞の「きのこ」という歌は幼稚園のお遊戯の定番。幼い筆者も「拙者、恥ずかしうて歌いとうござらぬ」という顔を作りつつ「き き きのこ き き きのこ ノコノコノコノコ あるいたりしない」と照れ隠しに大声で叫んでいた。さて掲句、茸(きのこ)の生え方を「ふんふん」と軽い力みで形容して、大人の…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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