ベガルタ痛恨、清水に黒星 残留遠のく

清水-仙台 後半7分、仙台・GKスウォビィク(左から3人目)が清水・藤本(右上)に隙を突かれて2点目を許す(小林一成撮影)

 第29節(18日・IAIスタジアム日本平ほか=10試合)仙台は清水に1-2で敗れ、G大阪戦に続くアウェーでの勝利はならなかった。清水は9試合ぶりの白星。湘南が福岡と1-1で引き分け、残り9試合で仙台と残留圏16位との勝ち点差は5に広がった。

 仙台は2点を先取され、逃げ切りを許した。前半19分に相手の左CKからチアゴサンタナに押し込まれ、後半7分にはGKスウォビィクのミスから追加点を奪われた。15分にフェリペカルドーゾの今季初得点で1点差としたが、FWの人数を増やした終盤の攻勢は不発に終わった。

「前を向くしかない」

 前節終了時点で勝ち点4差まで迫っていた清水との直接対決で敗れ、仙台はJ1残留へきわめて苦しい状況に追い込まれた。最終ラインを統率した吉野は「自分たちで首を絞めた。清水に負けたという事実があるだけ」と険しい表情で語った。

 1点を追う後半、4バックから3バックに切り替えて攻勢を強めた直後に失点を喫した。ボールを保持したGKスウォビィクが隙を見せ、清水・藤本にスライディングでゴールへ流し込まれた。手倉森監督は「向こうの執念に2点目を押し込まれたのが痛かった」と振り返る。

 その後、フェリペカルドーゾの来日初ゴールで1点差に迫ると、終盤はボランチの松下をアンカーにしてFWを4人に。皆川とフェリペカルドーゾの長身コンビを最前線に置いてターゲットとし、西村と赤崎がすぐ後ろでゴールを狙う。練習でも試していなかった形で攻勢をかけるなど、食い下がった。

 勝利への積極的な姿勢は最後まで感じられ、吉野も「いろいろなシステムでゴールに迫れたのは良かった」と話す。しかし、終わってみれば残り試合は1桁になり、残留圏16位との勝ち点差が開いた。「前を向いてやっていくしかない」と吉野。清水の勝利を祝って花火が上がるスタジアムを後にした。
(射浜大輔)

清水-仙台 後半、仙台・フェリペカルドーゾ(左)がゴールを決め、1-2とする(小林一成撮影)
河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る